ヨーホー国立公園の残り(モレインレイク、ボウレイク、ペイトレイクなど主に湖めぐり)をクリアし、アイスフィールドパークウェイを北上しながら、カラスの足跡氷河や滝や湖を車中より眺めつつ、ジャスパーまで行く。
湖めぐりは北海道と同じだが、大きな違いは観光地、観光地していないこと。はいよ、湖だよ、ここに車おくんだよ。はいよ、ここが展望台!よし、次行け。といった風。別格のレイクルイーズやマリーン湖でさえ、マリモの歌がどんどこ流れる、とか、原住民のダンスが見られるとか民族衣装を着て記念写真だとか、そういったものは期待できない。時々はなくてほっとするし、時々はあればいいのに、と私などは揺れるが。
ジャスパーとバンフの中間地点にある。ロッキー山脈で最大の氷河だそうだ。駆け足の日本人団体さんもココまでは来て、バンフに引き返す、というくらいはずせないところだ。この氷河、温暖化のせいだか、どんどん後退していって、観光センターから、はるかにしか氷河がみえなくなっている。毎年数メートル後退してるそうだから、ここに関しては早く行ったほうがいいと思う。40年前に来た人など、ぜんぜん景色が違ってたはずだ。前述したが、オカザワ家、防寒が不十分で泣きました。
ジャスパーに着いて、観光案内書でツーリストホームのリストをもらう。ここはバンフとちがって、一般家庭が自分の家の地下室を改造して、民宿にしているところがとても多い。軒先に空室ありとでているところを探して宿をとるのだ。もちろんあらかじめ予約する人もいるが、タイミングがよければ、その日にさがせる。といってももちろんハイシーズンは難しい。7月も第2週に入ると、かなりうまっているので、何軒も断られた。特にうちのような5人家族は、ベッドは最低ダブルが二ついるので、一人部屋やツインの部屋割りが多いこういう民宿はむずかしい。
それでも老夫婦がやっているところに空きをみつける。なんとここは独立した台所にほとんどの家電調理品が完備されてあったのだ。この日は喜んで料理した。ごはんも炊いたし、肉も焼いた。いやー、家庭料理ってほんとにいいもんですねぇ。ただし、旅行者のモラルとして使ったものを元通りにするのにはけっこう手間と時間がかかるので、朝食をゆっくり豪華にすると出発が遅くなってあかんわ、ということになる。
ツーリストホーム(80ドル)