7月7日

fall  今日は、カナディアンロッキーの中心にある、ヨーホー国立公園へ行く。ここは観光地ぎっしり詰めだぞぉ。どこへ行っても大型観光バスがずらーっと並んでるぞぉ。

本日の主なメニュー;
ナチュラルブリッジ  急流が岩を侵食して、橋のようにみえる
エメラルド湖
タカカウ滝  寒さをこらえて滝まで歩く価値あり
スパイラルトンネル  急な峠を長い列車がのぼるところを観る
キッキングホース(大陸分水嶺で州境)
レイクルイーズ

 これはみなければなるまい!

 特筆すべきは、まずスパイラルトンネル。トンネルをみるんではない。列車が急勾配を下方からのぼってき、列車後尾がまだ下にあるのに、前部車両は上方をくねくねのぼっていく、という不思議な状況をみなくてはならない。見たあとでこれのおもしろさを初めて知ったのだ。まず、手前のジャンクションの案内所で今日の列車が通る時刻を確認しそれにあわせて計画を立てること。私たちはたまたま時間にあったからよかったが、たしか1日に1本か2本だったから、知らなければ、それまでだ。

 アメリカ人の団体さんは、下方からくる列車だけみて帰ってしまった!上部が視界にはいるまでに時間がかかるから、もうこれで終わり、と思ったらしい。時間がなかったのか。ツアーガイドが悪いのかな。

 アメリカ人がパック旅行だなんて、と思ったが、これがけっこういるのよ、あなた。京都あたりでも多いでしょ?老夫婦が基本。夫;テニスルック、妻;ピンクだの、赤だのの派手なブラウスに、スラックスまたは膝丈巻きスカート。日本人のどこでもスーツも困るが、アメリカ人のどこでもテニスルックもおかしい。(最近の日本人旅行者はおしゃれだなぁ、と思うけど?)

 もうひとつ、ハイライト;レイクルイーズ

 カナディアンロッキーというとココ!ポピーの向こうにひろがる蒼い湖と氷河の山。ここだったのねぇ、と誰もが思うだろう。いちいち絵になるところだ。そして、日本人御用達のホテル;シャトーレイクルイーズ!新婚さん、いらっしゃーい。

 この時期、どこも人出があって当たり前だが、ここはいやに混雑していた。記念写真をとる人の行列さえできるのだ。(ベストアングルの場所でとりたいからね)

 ほんとは、ここからアグネス湖へのトレイルをしたかったが、往復4時間とあったので、時間的に無理だろうと、かわりにカヌーにのった。

 後に知ったが、レイクオハラへのトレイル、というのが秘境で価値あるそうだ。マイカーも入れず、シャトルバス予約がいるので、当日になって知ってもできないから、あらかじめ組み込むのをおすすめする。

lake

 実感 大自然はこわい

 小さなカヌーで、みんなは二人か三人でのっていたが、うちはチビ三人だったし、二そう借りるにはお金の問題があったので、頼んで五人のせてもらった。ボートじゃないよ、カヌーなの。漕ぐのも1本のオールだけ。彼方(そう見える)にある湖岸には人がうようよいるけれど、湖にうかんでいるカヌーは数えるほど。

 湖面はエメラルドに輝き、おそろしいほど静かで、すいこまれそうな気分になる。巨大な氷河の前に家族五人のカヌーはあまりに小さく頼りなく、美しさは恐怖をさそう。大げさだと思うかもしれないが、ほんとにこわいだけだったのだ。今後、少なくとも私は、こういう小さい船にはのらない。夫も漕ぎながら、もし転覆したら助けられないと思ったらしい。(救命胴衣は全員つけてるから死にはしないだろうが)そりゃそうだ。チビ3人に泳げない妻、だもんなぁ。子どもには水泳をやらせよう。それにしても、この程度でびびってる私たちに、カナディアンロッキーを行く価値があるのだろうか?こんなやわなミーハー家族ですんません、と山の神様に言っておこう。

 ゴールデンへ帰り、スーパーで総菜を買いピクニック。夜は街のショッピングモールにあるランドリーへ洗濯をしにいく。車に乗って洗濯に行き、乾燥機に入れに行き、取りに行く、の3往復をやったのは夫君。ありがたき夫の愛。


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